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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
ページ:4
ディーノとリスト、キサラとレイ、プルルとリーナで部屋は別れる事となった。
客室からは海も見えるがせっかくなので甲板に出ようという話となり、6人はまた甲板に出る。

プルル「青、青」

プルルは一面真っ青なその景色を見て、驚きつつも目を輝かせていた。
キサラとディーノは見ていたが、落ち着いて眺めると海の広さが改めて理解できた。


キサラ「落ち着いて見てたらなんか悩んでることが吹き飛びそうだね」

リーナ「そうですね」

二人が海を眺めていると、レイが依然として震えている。

キサラ「海が怖いの?」

レイ「いや、海が、っていうよりこの船に乗ってから体が震える」

リーナ「幽霊の話は本当だったのでしょうか?」

レイ「ぅぅぅ」

レイが幽霊を苦手なのは先程自供したため、理解できた。
だが、レイは直感的なものは誰もよりも強い。
その彼女が直感的にこの船には何かいると答えている。
幽霊云々よりもこの船には【何か】がいることは明白だった。

リスト「プルル?」

海を眺めていたプルルはリストにしゃがませるように動いていた。
片手を上に上げて、手首だけを下に振っておいでおいでとしてリストをしゃがませる。
リストがしゃがんでプルルを見ると、プルルはリストの髪を触る。

プルル「海、青♪リストも青♪」

そう言ってプルルは屈託の無い笑顔をリストに向ける。
リストはそんなプルルを見て、頭を撫でてやった。

レイはその光景を見て、また事案ね、と言ってやろうとリスト達に近付こうとしたとき、視界の端に何かが映った。
すぐにそちらを見るが何もいなかった。

レイ(何?)

レイは神経を研ぎ澄ませる。
何かが床を擦る音が聞こえたが、【姿】は見えない。
というか、ディーノ達や他の乗客、乗船員しか見当たらなかった。



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あきゅろす。
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