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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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ディーノは巨大機甲に大剣を振り下ろす。
しかし、その機械の蜘蛛の足には傷一つ付かない。
足でディーノを薙ぎ払おうとするが、ディーノは体をひねり、薙ぎ払いから発せられる風圧に身を乗せて回避した。
そして、巨大機甲の懐に着地しながらすぐさま、地面を蹴り、大剣を銃へと変形させ、巨大機甲の腹の部分に銃弾を浴びせた。
だが、これも効かない。
ディーノは違和感を覚えた。

(材質は小さいのと変わらない・・では)

ディーノは巨大機甲から距離を取る。
頭部で拘束されているキサラを見る。
キサラは目に見えて体力を消耗しているのが分かった。顔も青ざめ、呼吸も乱れているように見えた。

(キサラの魔気を吸っている?)

ディーノは、敵がキサラの魔気を吸い上げ、自身を強化しているのではないかと仮定した。
ディーノは右目が前髪に隠れて左目でしか見ていないのだが、右目には巨大機甲の体が不自然に緑色に輝いているのが【視えた】。

「!?」

ディーノは咄嗟に右目に触れる。
右目は前髪で隠れているだけで特に変わった様子はない。

「なんだこれは?」

ディーノの右目には巨大機甲の魔気の色だけでなく、流れや空気中に滞空している魔気まで【視えた】。

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