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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
ページ:8
※簡単にみんなの年齢教えとく

ディーノ:多分22歳
キサラ:16歳
リスト:15歳
レイ:18歳
リーナ:20歳
プルル:10歳













リーナ「はい!」

笑顔でリーナがそう答えると、ディーノが急に表情を変え、街を振り返る。
そのディーノの様子にキサラは驚きつつも聞いた。
レイも何があったかを直感的に感じ取っているようだった。

キサラ「どうしたの?」

ディーノ「血の臭い」

キサラ「え?」

ディーノがそう口にするとディーノが急に走り出した。
レイもそれに続く。キサラは何がなんだか把握できないまま二人の後を追った。
リーナもキサラと共に走り出す。
リストはプルルにこの場に留(とど)まるように言おうとした時だった。

リスト「プルルは・・!?」

リストは咄嗟にプルルを、抱いて正面の花畑へと飛び込む。
花がクッションになったとの自分が下に回った事でプルルに傷はなかった。
リストはすぐさま自分がいた場所を振り返る。
そこには長い金髪を後ろで束ねた男が柄の長い斧を振り下ろしていた。
服装はどこかで見たことがあるような気がした。

リスト(なんでしょうか?ディーノさんの服を黒く染めたらあんな感じでしょうか)

リストは疑問に思ったがすぐに振り払い、その男に向かって言った。

リスト「あなたは、誰ですか?」

すると男はその柄の長い斧を軽々と持ち上げて答えた。

???「答える義理はない。そして」

男はゆっくりと斧の刃先をプルルに向ける。
そして口にする。

???「プロトタイプ、お前の輝核(コア)を回収する」

そう言うと、男はプルルとリストに向かってくる。
リストは咄嗟に身につけていた手袋から魔気を放出し、腕の硬度を上げて、その斧の一撃を受け止める。
腕が切れることはなかったが、その巨大な斧から放たれる衝撃を消しきれず、リストの両足の骨は軋む。

リスト「っ!?」

リストは勘というものを信用していなかったが、その時は人の防衛本能からの直感からか、直感的に理解する。

リスト(ダメだ、殺される!?)

男はリストの瞳から察したのか、ニヤリと不気味な笑みを浮かべる。


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あきゅろす。
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