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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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しばらく進んでリストは花園の入り口でその女の子を見つける。
何故かは分からなかったが、【追いかけなきゃならない】気がした。
女の子は花園に入ろうとするが、入口に立っていた女性に止められ、落ち込んだ表情でトボトボとこちらに歩いてきた。

リスト(ああ、保護者がいないから止められているのか)

この花園には多くの花々が植えられており、子供だけで入ると花を無造作に摘まれてしまったことが過去にあった為、観光協会が子供だけの侵入を禁止している。
多少、摘むのは構わないが、踏み荒らしたりすることもあった為、保護者と一緒でないと入れなかった。
リストは落ち込んでいる女の子に声をかけた。

リスト「どうしたの?」

???「花・・・お花・・」

女の子はどうやら花を見たいそうだが入れないことに非常に残念がっていた。
リストは続ける。

リスト「君、名前は?」

???「・・・プルル」

リスト「プルルだね、ついておいで」

リストはプルルの手を取って歩くと花園の入口に向かう。
プルルは驚いて、震えたが女性は笑顔で二人を迎え入れた。

プルル「???」

リスト「さ、プルル行きましょう」

リストはそう言ってプルルと手を繋いだまましばらく歩き、綺麗な桜色の花が咲く辺りで地面に腰を下ろした。
リストの隣にプルルも座る。
プルルの表情は花畑を目撃してパッと輝いた。


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