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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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しばらくついて歩いていると川が見えてきた。
その近くに山の一部がくり貫かれた洞窟が見えてきた。
少女はその中に入る。ディーノもついていく。

中は無造作に様々な物が置かれていた。
商隊などを襲ったのだろうか?
ディーノが様々な憶測を巡らせていると少女が手招きしている。

ディーノは彼女の近くに行くと勧められるまま、小さな石の上に座った。
その石はまるで椅子のように鋭利な何かで削られていた。

少女は両手を腰元で合わせ、少し手の間に空間を作った。
すると彼女の手の間の空間に魔気が収束し始めた。
そしてそれがディーノにも温かいものだと感じ取れるようになった瞬間に少女が口にする。

???「治癒功」

そう言うと、光をディーノの頭の上に当てる。
光はディーノの傷口へと落ちていき、傷口を塞いでいく。







治療が終わり、少女が近くにあった草の山の上に座る。
ディーノは聞いた。

ディーノ「お前はなぜこんなところにいるんだ?」

少女はディーノを見ながら頭を掻いて答えた。

???「ちょっと、ここである女を探してるの・・・それだけ」

ディーノは最近、山で女性ばかりを狙った襲撃者はお前か?と問うた。
少女は頷いた。

ディーノ「なぜ、そんなことしてる?」

ディーノが淡々とした話す。
少女はディーノを見ながら言った。

???「私を捨てた母親を見つけたいの」

少女がそう言うと、ディーノは不思議そうに少女がを見る。

???「な、何よ?」

ディーノ「いや、見つけたいなら山から出ればいいだろう?とどまる理由でもあるのか?」

ディーノがそう言うと少女は声を発さなくなった。



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