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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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(あいつ、何?)

キサラは青年を見てゾッとした。
キサラでさえ、敵と相対しないように隠れて行動していた。それは一人であるということもあったが、何より敵と戦うということはその相手と命のやり取りをするということである。
しかし、キサラの目に映る青年は、まるで全て無機物と相対しているように見えた。
守護機甲のような魔気(マナ)で動く機械ならまだしも、人と相対しているにも関わらず、その相手に躊躇していない、というより何も感じていないように見えて仕方がなかった。

「おい!話が違うぞ!」

兵の一人が叫ぶと同時に青年、ディーノは大剣を【折った】。
兵はディーノが狂ったのかと思ったがキサラは違う、と分かった。

(狂って壊したんじゃない、大剣を変形させてる)

ディーノの大剣は柄と刀身の繋ぎ目で60度ほど折れ、長い刀身が半ばで反り返り、少し大きめの銃へと変形した。

(何あれ?見たことない)

キサラが驚いている間にディーノは銃弾を1発ずつ兵士の眉間へと寸分なく撃ち込み、残りの弾薬(どれ程装填されているかは分からないが)を守護機甲に撃ち、爆破させていた。

そしてゆっくりディーノが銃を大剣へと変形し直している間に、ディーノとキサラは目が合った。



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あきゅろす。
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