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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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同時刻、一人の少女がリューマギ帝国にある皇帝が座する城の庭に隠れていた。

「【崇高なる貴族】(ディレクション)が作っていた新しい兵器が無くなったって内部分裂でもあったの?」

少女は左手に着けている腕輪のスイッチを入れる。

<こちら、レジスタンス本部、キサラ・リーナイズか?>

「こちら、キサラ。帝国は新しい兵器を作っていたようですが内部で問題が起きて混乱している模様です」

<分かりました、キサラの安全を考慮してすぐさま城からの離脱をお願いします>

「了解」

そこで少女、キサラは通信を切る。
辺りを伺うが、誰かが暴れまわっているという話を兵がしており、キサラはそれに乗じて逃げようと考えた。
元々、レジスタンスの指示により、リューマギ帝国が何やら怪しい動きをし始めた為、潜入したのだが、その矢先にこの騒動が起きた。
キサラは、色々思索を巡らせていたがすぐさま首を横に振る。

「考え事は後にしないとね」

そう言って姿勢を低めて移動しようとした瞬間、背後の壁が爆発した。

そこから、銀髪の青年のディーノが4名の兵と守護機甲2体と戦闘しながら飛び出してきた。
その爆風でキサラの茶髪のツインテールが揺れる。
キサラはディーノを、青年を見る。
右目は前髪のせいで見えないが、表情も全く読めなかった。
疲れている訳でも切迫している様子もない。
ただ【無表情】で敵と相対していた。


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あきゅろす。
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