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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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ゴポゴポとした水の中で泡が水面へと向かっていくような音が聞こえる。

そしてゆっくりと体が冷える感覚がある。
恐らく、水のようなものの中にいて、空気に触れたのだろう。

「・・・」

その時、青年は立ち上がる。
体は水?で濡れている。
近くにあった白を基調とした服を着て、近くにあった大剣を背負う。服も武器も初めて見るものだが慣れた手つきでそれらを身に纏う。

自動で開いた扉から青年は外に出る。
しかし、良く分からない機械や光が走った廊下に出た。

「俺は・・・」

しばらく進んでいると武装した兵隊が3名、銃を青年へと向けて言い放った。

「どこへ行く、ディーノ・グランバス」

青年、ディーノ・グランバスはゆっくり兵隊を見る。しかし、全く覚えがない。

「おいこいつ、まさか」
「移植されたんじゃないのか?」
「捕まえれば済む話だ」

兵隊が銃を構えたまま、ゆっくりディーノに近づいてくる。
ディーノはほとんど無意識に体が動いた。
剣を抜くこともせず、姿勢を屈めて、一気に距離を詰める。一瞬の出来事のため、兵は反応が出来ない。
ディーノは兵の一人の顎に一撃を与え、すぐさま隣の兵に膝の一撃を入れる。
どちらも骨が砕ける音が外からも聞こえるぐらいに聞こえ、2名が倒れる。
もう一人はすぐさまナイフを抜き、ディーノに斬りかかるが、ディーノは右に回転しながらその攻撃をかわし、兵の右脇腹を大剣で斬り裂いた。
それにより、3名は絶命する。
ディーノは自分の両手を見ながら、こう呟いた。

「俺は・・・誰なんだ?」



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