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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
ページ:9
プルル「――――――――!!!!」

プルルが突然耳をつんざく音を発する。
何を言ってるかは分からないがその場にいる全員はその光景に釘付けになっていた。
だが、フォルズがすぐにアスターとホゴスに指示を飛ばす。

フォルズ「早く仕留めろ!【試作神】が変わるぞ!」

それを聞いたホゴスが槍を投げ、アスターはその横を走り、斧を振り上げる。

プルルは目を閉じてその声をあげていて気付かない。
アスターが目の前で斧を振り上げていても気付かない。

リーナ「プルル!?」

リーナがそう口にした瞬間、アスターの顔面で何かが弾け、アスターを仰け反らせる。
リーナがリストの方を見ると、リストが膝をついて、手練術の応用で魔力の矢を放っていた。

しかし、彼はすぐさま倒れ、レイやルーギスの言葉に反応しない。

レイ「瀕死でもプルルを守るなんて、さすがリスト!」

ルーギス「だから早く目を覚ませ!」

二人はまた蘇生を開始する。
そしてプルルの方も声を上げるのをやめていた。

プルルが持っているクマのぬいぐるみがゆらゆらと彼女の頭上へ浮かぶとぬいぐるみからどこの言語か分からないが、異様な形の文字が幾重にも現れる。
そしてぬいぐるみはみるみる内に刀身が黒と白の二対の双剣へと変貌する。
その双剣をプルルが握ると彼女の青みがかった銀髪は闇に染まるかのように漆黒へと塗り変わる。
そして、彼女の瞳は一気に真っ赤な真紅に染まる。


アスター「負の遺産が・・」

アスターがそう口にすると、プルルは双剣を構え、こう口にした。

プルル「リスト、傷付けた。絶対に許さない!!」

プルルは地面を蹴る。
アスターに白の剣を振り下ろす。
アスターが斧でその一撃を受け止めるが、彼の持っていた斧の刃がこぼれる。

レイ「え!?」

アスターがその光景に舌打ちするが、すでにプルルはアスターの視界にはいない。
プルルの黒の剣の切っ先がアスターの脇腹を後ろから捉え、切り裂いた。

プルル「許さない」

アスター「くそっ!?」

アスターは苦し紛れに斧を横薙ぎに振るうが、プルルは既にリスト、レイとルーギスの近くに立っている。


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あきゅろす。
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