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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
ページ:8
レイ「誰!」

レイが声を上げるが誰もいない。
そんな矢先、リストがレイの視界に入る。
リストがアスターに弾き飛ばされて地面を転がる。

レイ「リスト、しっかりしなさい!」

レイはリストに先程ディーノに使った魔気とは違う魔気を練り上げ、リストに手をかざす。

レイ「治癒功」

リスト「すみま・・・せん」

リストの声はかなり弱々しかった。
レイがアスターを見るとこちらに向かってきていた。
その間にリーナが割り込み、扇を閉じてその細長い棒状の扇を再度開きながら一閃する。

リーナ「薙桜!」

桃色の刃がアスターの顔面へと飛来する。
アスターは【ドライヴ】を発動した左眼でその刃を捉え、寸前でかわし、斧をリーナに振り下ろす。

リーナ「!?」

リーナとアスターの間に傷だらけのリストが割って入る。
リストは手練術の発動が甘かったのか、斧の一撃を消しきれず、斧の刃が彼の胸と腹部を引き裂いた。

リスト「がっ!?」

リストはそのまま後方に吹き飛ばされる。
地面に伏した彼は動かない。
彼の体の下から血が流れ、血溜まりの中に彼が伏している。

その光景をプルルは見てしまった。

リーナ「リストさん!」
レイ「リスト!」

ルーギス「リスト!?・・どけえ!!!」

ルーギスは全力でホゴスを吹き飛ばす。
そして、走りながら魔術を詠唱し、リストにその魔術を浴びせる。

ルーギス「深き傷を暖かき光により正せ、キュア!」

ルーギスが最上位の回復魔術を発動する。
レイも駆け寄り、回生功を発動する。
ディーノとは違い、反応はあるが、リストの生命力に生死がかかっていることには変わりなかった。


ルーギス「起きろ、リスト!」

レイ「ここで死んだら許さないから!」

そう言って声をかけるがリストは顔を上げない。
プルルはその場でフラフラと立ち上がる。
そしてアスターとホゴスに向かってゆっくり歩いていく。
リーナがプルルの手を掴むが、リーナはすぐに離してしまう。

リーナ「!?・・プルル?」

プルルはキッとホゴスとアスターを睨み付ける。



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あきゅろす。
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