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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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アスター「リスト!今回は私を楽しませてくれ」

リスト「お断りですよ!」

リストは両手から魔力を放出する。
アスターが斧を振り下ろす。
その刃の部分を右手で撫でるように捌き、アスターの態勢を崩す。

アスター「何?」

リスト「喰らえ!」

リストの左手から魔力の球体が飛び、それはアスターを後ろに数メートル飛ばす。しかし球体は消えていない。

リスト「皐月!」

その球体に向かってリストが右手で掌底を繰り出すと、その球体は弾け、その粒子はアスターの服や肌を削る。

アスター「ぐっ!?・・・いいぞ、いいぞ、リスト、やはりお前は楽しい!」

アスターの目が狂気に濁る。
リストは両手を構え直す。

リスト(勝てる要素が見当たらない、くそっ!?)











ホゴスの槍の矛先をルーギスは魔鎖(まぐさり)で絡めとり、引き寄せる。
ホゴスは手を離さない。
そしてホゴスは口を、頬を膨らませる。

ホゴス「かあっ!!」

ホゴスの口から火の玉が飛来する。
ルーギスは咄嗟に左手に装着した盾でその火の玉を防ぐ。
ホゴスはいつの間にか魔鎖から槍を抜いてルーギスに槍を突き刺す。
しかし、ルーギスは体を捻って空中で横に一回転し、その一撃を空へと流す。

ルーギス「一つ聞きたい」

ホゴス「なんだい?」

ルーギス「お前達は感情があるようだが、何故ディーノにはないんだ?」

ルーギスの疑問にホゴスは考える素振りを見せるがため息混じりに答えた。

ホゴス「さあな、出来損ないだからじゃないか?・・・それにこちらもディーノについては何も知らないんだ」

ルーギス「何?」

ホゴス「あいつに第四輝核が埋め込まれる前にあいつはここを単独で攻めてきたんだよ、ま、輝核の影響で以前の記憶は全くないみたいだから理由は知らんがな」

その話を聞いてルーギスは思考する。

ルーギス(ディーノは輝核を埋め込まれる前に一人で帝国を攻めた?・・・何故?)

ルーギスの視界に槍の切っ先が映る。
咄嗟に盾でそらすが、頬を掠めた。

ホゴス「考え事するなよ、敵の前でな!」

ルーギス「くっ!?」




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