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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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レイ「リスト、連れてきたよ!」

リーナ「でもディーノさんが!」

ルーギス「くそっ!」

ルーギスが背負っていた大盾を左手に装着するが、リストが制止する。

リスト「に、逃げ・・」

リストはディーノから渡されたメモを頭に浮かべながら考え事をしていると正門で戦っていたレジスタンスのメンバーが中庭に入ってくるのと同時に拍手が聞こえてきた。
拍手は一人分しか聞こえてこないことが分かる。

???「アスター(アインス)、ホゴス(ドライ)よくやった」

中庭の中央にある祭壇の向こう側から一人の男が現れる。
拍手の正体はそいつだった。
白衣を来ていて、アスターやホゴスはその男に頭を下げていた。

レジスタンスのメンバーはホゴスの行動とその近くでディーノが倒れている光景を見て、唖然としていた。

???「ありがとう、ホゴス。ずっとレジスタンスのフリは疲れたろう?」

ホゴス「ええ、馬鹿馬鹿しくて胸糞悪かったよ。でも【協力者】がいたからな」

ホゴスがそう言うと、男はリスト達、いや、キサラを見た。
リストやレイもキサラを見るが、キサラは瞳孔が開ききっており、その光景に呆然としていた。

???「よくやった、キサラ。さすがは僕の娘だ」

リスト「!?」

リーナ「えっ!?」

リスト達もレジスタンスのメンバーも、全員の視線が彼女へと集中する。
キサラは少し間を置いてからハッとして震える体で何とか言葉を紡ぐ。

キサラ「ち、ちがっ、違う・・・」

しかし、全員の視線、特にレジスタンスからの視線は非情にも冷たい。
男が口にする。

???「キサラとホゴスが内部でレジスタンスを操り、メンバーを何人か実験体にもくれた。我が娘ながら恐ろしい、レジスタンスの人間なんて仲間でも・・いや、僕達以外は味方とは思ってないんだもんな」

男がそう言うと、レジスタンスのメンバーは全員武器を投げ捨て、キサラに侮蔑の視線を投げる。
そして男が何かを言うと、背後から来ていた兵や機械はレジスタンスのメンバーをあっさりと通した。
キサラはその場で座り込み、俯いたまま、小さく何かを呟き続けた。

リスト「何故・・・何故ディーノさんを!!」

リストが構えながら男に言い放つ。
すると男は丁寧にも会釈をしてから口にする。

???「失礼、僕はフォルズ・リーナイズ。キサラの実父で、【崇高なる貴族】の最高指導者だよ」

フォルズは至って平常でとても不気味な笑顔でそう言った。



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あきゅろす。
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