Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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作戦開始の時間となった瞬間、リューマギ帝国の城の正門近く、といっても正門で見張りをしている連中には見えない位置にディーノやレジスタンスの人間はいた。
レジスタンスのメンバーの一人がディーノに言い放つ。
「さっさと頼む」
お願いするわけでも、信頼しているわけでもない。
ぶっきらぼう、いや本当にどうでもいいかのように告げる。
ディーノは気にしないまま、大剣を抜き、【ドライヴ】を発動する。
大剣は緋色の光をその刃に纏う。
正門の見張りをしていた人間が銃をディーノに向ける。
剣を持つものもいた。
だが、ディーノは意に介さない。
「貴様、止まれ」
「止まらなければ攻撃を行う」
「おい、あいつって」
見張りの一人がディーノの姿を見て何かを思い出した。その様子を見ていた周りの連中も何かに気付いたようだった。
ディーノ「どけ」
ディーノは緋色の大剣を振り上げる。
それに合わせたかのように緋色の光は本来の大剣の大きさよりも巨大化し、ディーノの手には正門と同等の大きさの大剣が握られている。
そしてディーノはそれを振り下ろし、正門を一気に破壊した。
それと同時に轟音が鳴り響き、中にいた兵隊や機械が飛び出してくる。
ディーノはすぐさま走り出し、向かってくる敵を薙ぎ倒す。
レジスタンスの人間も中に入り、兵士達と交戦を開始する。
ディーノは戦いながら辺りを確認する。
どう考えても・・・・。
ディーノ(さっきの見張りの反応もそうだ・・・来ることが分かっていたのか?)
そう考えていると、以前脱出する際に交戦した機械が目の前に2体現れる。
ディーノは敵の反応を考え、自分の中に過(よぎ)る不安を拭い去るのと同時に大剣を振り払う。
ディーノ「退(ど)いてくれ!」
ディーノは目の前の敵を蹴散らしながら前進する。
彼の不安は、仲間の心配だった。
彼はひたすら目の前の敵を消し、前へと進む。
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