Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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7人が供給街道の入り口にたどり着く。
すると、門番をしていた男がリーナを見て、慌ててこちらへと向かってきた。
「お嬢様、何をされていたのですか!?」
リーナ「えー、一応お父様にはお話ししましたよ?」
「一体どんな説明をなさったのですか!?領主様は非常にお冠ですよ!?」
リーナ「では、話をしてきますので門を開けてください」
リーナは一切慌てず、笑顔で門を開けるように指示を促すと、門番はすぐに門を開ける。
その先の道は決して多くはないが少なくもない人で溢れていた。
少しずつ街も活気を取り戻していた。
リスト「リーナさん」
リーナ「何でしょうか?」
リスト「先にリーナさんの用事を済ませませんか?」
リーナ「いえ、こっちは私一人でも大丈夫ですよ?」
リーナがキョトンとした表情で仲間達を見ていた。
リストが何か言おうとするがディーノが遮り、口にする。
ディーノ「何故旅に出たのかという説明を俺達からもしよう。俺達はあの事件から今帰ってくるまで一緒だったからな」
ディーノがそう言うと、リーナは二、三度その場で考えてから頷き、ディーノの方を見て答える。
リーナ「では、お願い致します」
ディーノ「ああ」
キサラ「任せて!」
ディーノとキサラが答えるとリーナは領主邸への道案内を行う。
リストが考え事をしているとレイが声をかける。
レイ「どうしたの?」
リスト「ディーノさん、なんか変じゃありませんか?」
レイ「そう?」
リスト「んー、妙な感じはするのですがそれが何かは分からない感じですかね」
レイ「とりあえず、ついて行かないなら置いてくわよ」
リスト「行きますよ」
リストはディーノに関して色々と考えていたが、今はひとまず置いておき、リーナのあとを追いかけることとした。
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