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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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二人はホドルムの前に来たが、キサラは不自然に思った。

「どうしたんだ?」

ディーノはキサラに聞いた。
キサラは視線だけディーノに向けて言う。

「普段は正門に兵がいるはずなんだけど・・・」

今は誰もおらず、門は閉まっていた。
門そのものは帝国兵の持つ認証カードのみで開くようになっているため、いなくても特に問題ではなかった。

「開くにはどうすればいいんだ?」

ディーノがキサラに聞きながら、大剣の柄に手をかける。

「私がカードを持ってるから開けてくるわ、だから剣から手を離しなさい」

今にも門を破壊しようとしているディーノを言葉で抑えつつ、キサラは門を開きに行った。
認証カードを差し込むための部屋にも兵の姿は無かった。そして、何の問題もなく、門は開き、街への道は開かれたが・・・。

「何よ・・・これ?」

そこには、何一つ変わらない街並みが広がっていた。
【その現象】が無ければ。



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