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Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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その頃、ディーノとリストは地下へ降りる階段を下っていた。
男性信者の部屋すら通りすぎ、地下まで案内されていた。

そして、土とカビの匂いが辺りに立ち込め始めた辺りで男性信者は二人に告げる。

「ここでお待ちください」

そう言うと、男性信者は立ち去る。
ディーノとリストはその場に取り残されるが、リストが言う。

リスト「女性陣もこんな場所なのでしょうか?」

ディーノ「もしそうなら許すつもりはないが」

二人がそう言ってもう一方を心配しているとき、二人の後方で轟音が鳴り響く。
リストが振り返って咄嗟に走るがすぐさま瓦礫の山にぶつかる。

リスト「今のは爆発音だったようです!閉じ込められました」

リストがそう言うとリストは暗闇で光る金色の光を複数見つける。
そしてディーノに言い放つ。

リスト「ディーノさん、魔物がいます!」

しかし、ディーノはリストが言うよりも前に大剣を抜いており、暗闇であるにも関わらず、その魔物が飛びかかってきたのを予測し、大剣を叩きつけ、その魔物を絶命させる。

ディーノ「リスト、すぐ明るくする」

リスト「え」

するとディーノを中心にぼんやりと光が灯る。
いや、ディーノの大剣が緋色に光っていて、そのおかげで周りが明るくなり始めたのだ。リストはすぐさまディーノの元まで走り、背中合わせで立つ。
そして自分達の置かれている状況を二人は把握する。

リスト「【ダストドッグ】ですね。動物のハイエナが魔物化したものです。僕らの事を残飯か何かだと思ってるんでしょうね」

リストがそう言うと、二人を取り囲んでいたダストドッグが一斉に飛びかかろうとしているのか姿勢を低くする。
リストはそれよりも早く紫の魔法陣を足元に展開する。

リスト「ディーノさん、こいつらの動きを止めるので一掃してください」

ディーノ「了解」

そして、ダストドッグが一斉に飛びかかる。
しかし、リストの詠唱は既に完了している。
リストはダストドッグよりも高く跳躍し、放つ。

リスト「コードディフェンド、マッドプラズマ!」

リストを中心に紫の雷撃が無数に蜘蛛の巣のように伸びる。
そして、ダストドッグ達にその雷撃が当たるとダストドッグ達を縛り上げ、地面に叩きつけ、動けなくする。

ディーノは大剣を地面に突き刺す。
するとディーノを中心に光り輝く銀色の円陣が展開される。

ディーノ「守護方陣!」

ディーノが展開した円陣から光が噴き出し、ダストドッグ達を焦がす。
そして、ダストドッグ達は二人の術技により、絶命し、光の粒子となって魔気へと還った。



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あきゅろす。
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