Tales of O-dinal(テイルズオブオーディナル)
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信教の街の入り口までたどり着く。
派手な装飾などはされておらず、質素な感じがしたが、どこか奇妙な違和感をディーノは覚えた。
そして、入ろうとした際、レイが頭を抱えてしゃがみこんでしまう。
キサラ「どうしたの!?」
キサラがレイに駆け寄り、支える。
リストとリーナが誰かの魔術かと辺りを警戒する。
ディーノ「大丈夫か?」
レイ「う、うん。ただ何か思い出せそうだった・・・私、ここ知ってる?」
レイはそう言うと立ち上がり、キサラに礼を言いつつ、首を振る。
プルルが心配そうにレイを下から見上げる。
ルーギスも心配している様子だったが、プルルとは違った心配のように思える。
レイ「大丈夫、もう治った」
レイは右手でガッツポーズをして見せた。
それを見たディーノは少しフッと鼻で笑い、信教の街へと入っていった。
キサラはレイと手を繋ぐ。
レイ「??」
キサラ「また頭痛くなったら言ってね」
キサラはそう言ってレイに笑顔を向ける。
プルルも反対側の手を握る。
レイ「あー、心配しすぎー」
レイはそう言うと、プルル側の手を少し振る。
乱暴にではなく、遊んでいるように。
リスト「ルーギスさん」
ルーギス「なんだ?」
リスト「・・・いえ、やっぱりいいです」
リストは疑う視線をルーギスに送っていたが、やめてリーナと共にディーノのあとを追った。
ルーギスも自分が周りからどう見られているか分かっているようで、少し難しい顔をしたまま、ディーノのあとを追う。
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