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『ドラゴンクエスト ─運命に抗う者達─』
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門を入ると長いレンガと石造りの道が進み、その奥の両開きの扉を開くと、目の前に広がるのは建物を左右に敷いた道とその道では市場。

奥には、港が広がっていて、船が何隻も見える。
そしてその奥には海が広がっている。

ミリア「凄い…」

クロード「ここは何度来ても随分賑わってるな」

クルス「港ってそんなもんさ」

クルスがそう言うが、それにしては騒がしいような気もする。
ミドリが何かを見つけたようでクルスを呼ぼうとするが。

ミドリ「クルスさ…」

クルス「お、さん付け?」

ミドリ「あ……え……その…く、クル………ス…」

クルス「巫女さん、聞こえないぞぉ?」

ミドリ「うぅ…」

そんなクルスの頭を軽く小突き、ミリアがミドリの前に入る。
クロードがため息をつきながらクルスの肩を掴む。

ミドリ「あの…あそこに大きなお屋敷がありますよね?」

ミリア「本当だ、あれは?」

クロード「大陸それぞれにある港は、レリア家という商人の一族が取り仕切っているらしくてその屋敷だろう」

ミドリ「あそこに特に人が集まっているような気がします」

ミリア「気になるわね…行ってみましょう」

クロード「分かった」

クロードは関わらないようにどこかへ行こうとするクルスを引っ張って連れて行く。
ミリアもミドリと手を繋いで屋敷の方へと走って行った。




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あきゅろす。
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