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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
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昼食の時間となり、渉は祖父母とナギサがいる席まで行く。

ナギサ「渉さん、こちらです」

渉「ああ、じいちゃん、ばあちゃんも来てくれてありがとう」

信夫「そんなの気にするな」

幸子「渉が楽しそうで何よりですよ」

いざお弁当を頂こうとすると

玄治と阿莉愛が母親と共に現れ、寛太は叔父さん、真弥は父親、結菜も父親と一緒に現れ、一同が介したのだ。

黒鐘家は遠くにいるのが見えたがわざわざ呼ぶ必要もないと渉は思った。
親同士が挨拶し、渉の祖父母も渉の仲間やその親に涙ながらに仲良くしていることを感謝しており、渉は恥ずかしくなった。

気を取り直して弁当を頂く。
渉は疲れた体に染み渡るその味に感動し、また勢いよく食べていると、祖母が笑っている。

渉「ばあちゃん、どうしたの?」

幸子「いえいえ、渉のお弁当だけはまたナギサちゃんが作ったから、それだけ美味しそうに食べてくれたら…ねぇ」

渉はそれに気付き、ナギサが照れているのが分かった。

玄治「え、なになに?それナギサの手作りなの?」

結菜「ほほう、興味がありますなぁ??」

渉はその弁当箱を抱えるようにして二人に敵意を剥き出す。

渉「やらねえぞ、お前らにはな!」

玄治「なにい!?」

結菜「ますます欲しくなったぞよ!」

阿莉愛「はぁ、静かに食べなさいよ…でもナギサの料理のセンスは知りたいわね」

真弥「渉、一口で良いからくれないか?」

しかし、頑なに渉は渡さなかった。
そんな中で寛太がおかずを交換しようと持ちかけた時だけは素直に従った。

渉「ん、寛太の弁当の卵焼き旨いね、ネギと明太子が入ってるんだ、叔父さんが作ったの?」

寛太「俺が作った、栄養学学んでるって言ったろ?」

寛太が作った卵焼きを美味しそうに食べる渉を見て、ナギサは悔しそうにしていた。
そして玄治と結菜のターゲットは寛太へと向いたのだ。

そんなこんなで楽しい昼食の時間は過ぎていった。



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あきゅろす。
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