『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』 9月1日(月) この日は始業式だった。 みんな、夏休みの感覚が抜けていないのか、眠たそうにしている人間が多かった。 渉は辺りを見渡すが黒い靄を出している人間は見当たらなかった。 その状況にホッと胸を撫で下ろした。 その後、少ないが夏期休暇の課題の提出があった。 玄治はものの見事に手を付けてすらいないという状況だった。 代わりに担任となった間藤先生が、体育祭や修学旅行の案内などを配っている。 渉がそれらを眺めていると、背筋に何か冷たいもの。 いや、何かおぞましいものが走った。 渉(な、なんだ?…今のは?) 渉がその謎の恐怖感を感じていると玄治に声をかけられた。 玄治「渉、席変わるらしいぞ」 そして渉は今度は廊下側の一番後ろになった。 前の席には玄治がいて、阿莉愛とは離れてしまった。 渉は先程感じた不気味さを振り払い、玄治とまた話をする。 渉(何か…嫌なことでも起こるのか?) 渉は不安を覚えたのだった。 [次へ#] [戻る] |