[携帯モード] [URL送信]

『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
ページ:10
その日の夜、寝る時間となった。
玄治は大部屋にいる男性陣を集めて円となる。

渉「どうした?」

寛太「そろそろ寝たいんだが」

暦翔「どうでもいい話なら寝るよ」

玄治「お前らの好きな相手を聞きたい、俺達、友達だろ?」

渉は自分の布団に転がる。

暦翔「寛太さん、良いストレッチとか知りませんか?」

寛太「なら一緒にやろうか」

玄治「おおーい!」

玄治が渉のとこまで転がり、渉と肩を組む。

玄治「渉、な?な?…渉なら答えてくれるよな?」

渉「すやぁ…」

玄治「すやぁって口にして寝る奴がいるかよ!」

暦翔「なら玄治はどうなの?」

寛太「こういうのは言い出しっぺの法則に従うべきだ」

暦翔が寛太と並んでストレッチをしながら聞く。
渉は当然寝たフリをしている。

玄治「俺は……えー……あー………俺は一人に縛られない男なのさ」

散々迷った挙げ句、そう答えた玄治はすぐに反撃に出る。

玄治「お前ら、二人はどうなんだよ!」

暦翔「僕はいるよ、まあ、恋として叶えるには相当苦労しそうだけどね」

寛太「俺もいるぞ」

玄治「あっさり!?…ここは渉に…」

暦翔「ワタルは疲れて寝ているんだ」

寛太「起こしたら俺のスパーリングに付き合わせる」

玄治「さ、寝ようぜ!」

玄治はそう言うと自分の布団に入ってそのまま寝た。

渉(寛太は幼馴染の人かな?……レキは…誰だろう?)

渉が色々と考えていると段々眠くなり、そのまま眠りに落ちてしまった。



[*前へ][次へ#]

10/13ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!