『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
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先攻は結菜チーム。
寛太の鋭いサーブが突き刺さる。
1発で玄治の顔面に直撃する。
暦翔「玄治、顔で受けるにしてもちゃんと上にあげて欲しいな」
玄治「わざとじゃねえよ!」
そしてまた寛太の鋭いサーブ、暦翔が受け、ボールは上がる。
渉がトスをしてボールを安定させる。
玄治「貰ったあ!」
玄治が結菜を狙ってスマッシュを打とうとするが真弥がそれをブロックし、渉が慌ててボールを上げる。
暦翔「玄治もボール安定させて」
玄治「俺は攻撃しかしない、肉食系男子だ!」
当然のごとく、結菜のチームが勝った。
罰として全員で砂浜に巨大な穴を掘り、玄治の頭だけ出して砂に埋めた。
魅奈「そういえば民宿の方からスイカがあると教えてもらいました」
結菜「じゃあ、玄さんの横にスイカ置いてスイカ割りしよう」
阿莉愛「いいわね」
寛太「棒じゃなくて斧を使おう」
玄治「お前ら俺を殺す気か!?」
渉「え、じゃあ、棒ならいいってこと?」
玄治「お前の天然も今はいらねえよ!」
ナギサ「スイカ割りってなんですか?」
真弥「割る役の人が目隠しをして棒を持って周りの人の指示を聞きながら歩いてスイカを割るんだ」
ナギサ「でもこのままだと玄治さんの頭を叩いてしまいますよ?」
暦翔「大丈夫、間違っても謝ればいいのさ、それがスイカ割りだから」
ナギサ「その為に玄治さんを埋めたんですね、理解しました!」
玄治「嘘教えんじゃねえよ、てめえら!俺から離れてやれよ!」
結局、玄治は掘り起こされた。
そしてスイカを割る役をナギサに任せ、全員が指示を飛ばす。
阿莉愛「真っ直ぐよ」
結菜「空を飛べ!」
真弥「少し右だ」
玄治「好きな人は誰だ!言え!」
魅奈「ちょっとだけ左です」
寛太「スイカの気配を感じろ」
暦翔「そのまま3歩前だよ」
それぞれが自由に発現する中、ナギサはスイカの前で立ち止まった。
玄治と結菜が未だにふざけている中、渉が発言する。
渉「そこだ、ナギサ!」
ナギサは思い切り棒を振り下ろした。
すると見事にスイカは割れていた。
ナギサ「ふふ、とても楽しいですね」
そのあと、スイカは切り分けられ、破片は玄治が食うことになった。
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