『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
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諸星「これはこれは…大所帯だね」
諸星さんはそう口にするが悪い顔はしていなかった。
9人もいるのでテーブル席をちょうど使う形となった。
渉、ナギサ、暦翔
魅奈、結菜、寛太
玄治、阿莉愛、真弥
でそれぞれテーブルについた。
ナギサ「渉さん、パスタってなんですか?」
渉「えっとねぇ…」
結菜「魅奈ちん、大変だ!メンチカツとハンバーグならどっちがいいと思う!?」
魅奈「じゃあ、お互いに別で頼もうか」
真弥「ずいぶんとメニューが多いが全てマスターのオリジナルとは…」
玄治「諸星スペシャル、今日もいったる!」
阿莉愛「寛太さんはこういう食事大丈夫なんですか?」
寛太「チートデイというものがあってだな」
暦翔「諸星さん、注文いいですか!」
全員の注文を取り終えた諸星さんはすぐさま料理に取りかかった。
玄治「なあ、夏休み、どっか行きてえよな?」
暦翔「そうだねえ、海には行きたいかな」
渉「あ、あのさ、みんな」
色々と話しているみんなの言葉を遮って渉が提案をする。
渉「実は隣の賞詞町の船着き場からフェリーに乗って行く樺戸島に、俺のじいちゃんとばあちゃんの知り合いがやってる民宿があるんだが…そこにみんなで行かないか?…じいちゃんとばあちゃんが連絡してくれたら1泊2日だけど宿泊費も少し安くなるって言ってたし…その……だ、だめ?」
渉が不安そうに聞く。
すると暦翔が渉に笑顔を見せて答えた。
暦翔「良いに決まってるじゃないか」
寛太「1泊2日なら全然問題ないだろう」
阿莉愛「もう少し長くてもいいけどお言葉に甘えさせてもらうから文句は言えないわね」
真弥「楽しみだな」
魅奈「結菜ちゃん、どうせ水着ないだろうから一緒に買いに行こうね」
結菜「えー、だって渉先輩とか黒鐘先輩とか寛太さんはいいけど、玄さんはなー」
阿莉愛「同意ね」
真弥「同意だ」
魅奈「同意です」
玄治「あぁん!?」
渉はみんなの反応にホッと胸を撫で下ろす。
隣を見るとナギサがうずうずしている。
渉「ナギサ?」
ナギサ「あの…私も…よろしいんですか?」
渉「当たり前だよ、ナギサの分は俺が払うから気にしなくていい」
ナギサ「わ、渉さん…ありがとうございます!」
渉はナギサの笑顔を見て心が安らぐのを感じた。
そうやってワイワイ騒いでいると料理が届き、みんな昼食を摂ることとした。
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