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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
6月25日(水)
放課後、中央モールの噴水広場にナギサも含めた全員が集合する。
自宅謹慎なのに自宅から出ていいのか些か疑問ではあったが、寛太は「息が詰まる」と言って出てきたそうだ。
寛太にナギサが一通り説明をする。
寛太は理解し、協力をすることを誓う。

渉「そういえば、聞いても良いですか?」

寛太「ん、敬語はいらん、居心地が悪い」

渉「分かった。あのどうして御門高校の生徒と何をしたらああなったの?」

それを聞くと寛太が少し躊躇いつつも話してくれた。

寛太「俺の幼馴染みに平沢未来(ひらさわみらい)という奴がいてそいつが御門高校に通っている」

結菜が噂の不良生徒に女の影があると聞き、まるで動物が耳が反応してピンと立つかのよう、立ち上がろうとするが、阿莉愛に止められる。

寛太「御門高校の不良のリーダーの花道宏、最後に【ナイトメア】で見た奴なんだがあいつが未来にしつこく迫ってるらしくてな、それを助けて欲しいと未来が俺に頼んできたんだ」

渉「それだけであんな逆恨みを?」

寛太「いや、花道は一旦俺に『喧嘩で勝てたら諦めてやる』と持ちかけてきたんだ」

玄治「え、寛太さん負けたの?」

寛太「無論、俺の完勝だ」

阿莉愛「じゃあ、どうして?」

寛太「花道は俺がズルをしたと言って、周りの仲間達を煽り、俺は未来を守り続けるんだが、約束を破っているのは俺だと言って未だにしつこくつきまとってるんだ」

つまり、寛太は勝ったから約束通り、平沢未来に付きまとうことはないと決まったのに、勝負に負けたことを無かったことにして寛太が負けたと嘘を言いふらし、寛太を排除しようとしているということだ。



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あきゅろす。
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