[携帯モード] [URL送信]

『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
ページ:3
家に帰った渉はすぐさま祖父母とナギサに心配をかけてしまった。

祖母から救急箱を渡され、自分でやろうとするが末端の神経がズキズキと痛み、結局ナギサにしてもらうことにした。
ここ何週間でナギサは本やテレビ、渉のノートPCで色んな知識を身に付けた為、テキパキと救急箱からガーゼやテープを取り出し、渉に手当てをする。


渉は怪我をナギサに手当てされながら寛太のことを話す。

ナギサ「でも渉さん、これだけ怪我をしていたら今日は無理しない方が…」

渉「無理をしないって約束するから、とりあえず調査だけでもしたいんだ」

ペルソナ使いは、【ナイトメア】にて活動した事は現実に引き継いでしまう。
つまり怪我を【ナイトメア】ですれば現実に持って帰ってきてしまうし、逆もまたしかりだ。さらに疲れといったものも全てではないがある程度は引き継いでしまうのだ。
渉はペルソナに覚醒してから少しずつ体力作りや筋トレをし始めたので、連続でダイブしても大丈夫にはなったし、仲間達も慣れで少しずつ大丈夫にはなってきていたが。

ナギサ「少し…だけですよ」

渉「ありがとう、ナギサ」

二人は簡単な調査だけということで【ナイトメア】へと突入する。

渉「また何か大きな力を感じる」

ナギサ「あちらですね」

二人は大きな力の気配を感じる方向へ向かうと、愛善高校とは違う学校が見えた。
その学校に渉は覚えがなかった。
その校門付近に小野山寛太のシャドウらしき存在を見つける。

そのシャドウが渉とナギサ見つけると叫んでくる。

「俺は小野山寛太だ、よその奴等を全員ぶっ殺す」

と叫び、渉達に襲いかかってくる。
そのシャドウは筋骨隆々の巨人となり、校門を破壊する。
そして、その瓦礫を渉とナギサに放り投げてくる。

ナギサ「ジャンヌダルク!」

その瓦礫をナギサはバリアを展開し、弾き飛ばす。
巨人が足を踏み鳴らすだけで辺り一帯が揺れ、まともに狙いがつけられなかった。

ナギサ「これは戦っていられません!?」

渉「ナギサ、離脱するぞ!」

渉はシグムントを呼び出し、巨人の目の前に火柱を上げる。火柱が巨人の顔の辺りまで上がって視界を防いだあと、二人はそれぞれのペルソナの肩に乗り、その場を離脱して、【ナイトメア】からも離脱した。





[*前へ][次へ#]

3/12ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!