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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
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渉「え、どういうことですか?」

花梨「ごめんなさい、きちんと説明するべきだったわね」

阿莉愛の母親は話を始めた。

阿莉愛の父親で彼女の夫である篠崎辰已は売春斡旋の組織の幹部だと知る。
若い女性や学生くらいの少女を売春以外の物や金で釣り、金をむしり取る奴と出会わせ、少女を傷付け、相手の大人からは金を奪う汚いやり方をしているのだった。
彼女は玄治の母親にもかつて相談し、そのせいで玄治の父親はその罠にハマり、轟家をどん底まで落としてしまった。
その事を今でも悔やんでいる。
彼女は今、弁護士や知り合いの警官と証拠などを集めているところでもう少しで集まり、踏み込める段階まで来ているそうだった。
だが、今、大事な娘である阿莉愛と沙梨愛はあの男の手の内にある。
彼女は自分だけでは娘達を守れない、と思い、警察に頼み込んだが、相手を刺激しかねないと警察も動けなかった。
だから、渉と暦翔に阿莉愛と沙梨愛を守って欲しいと頼んだのだった。

花梨「ごめんなさいね、こんなことあなた達に頼むなんて馬鹿げているわね」

渉「分かりました」

暦翔「絶対に、とは言い切れませんがやれる範囲でやります」

花梨「ふふ、お願いします」

そして二人は阿莉愛の母親の花梨さんを見送り、それぞれの帰路に着いた。
渉はまた言い知れぬ不安を感じた。

渉「何も無ければ出ればいいんだし」

そう小さく呟き、【ナイトメア】へとダイブした。



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あきゅろす。
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