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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
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突入後、二人は合流し、館の前で待っていたナギサとも合流を果たす。
そして中へと侵入し、母親のシャドウを探す。

前回の広間を抜け、さらに奥へと向かうと広間よりもさらに広い空間が現れた。
渉の知識から察するに、ダンスホールか何かなのだろう。

母親のシャドウは渉達を発見すると、語りかけてきた。

「何か用か?」

玄治「あんたを倒しに来たぞ」

「ほうっておけば良いのではないか?」

渉「ほっといたらまた玄治の母親を殺そうとするだろう」

渉がそう言うと呆れた表情を浮かべ、ため息までつく。

「そんなことするわけがないだろう、私は玄治が悲しむ顔なんて見たくない。私は玄治の母親だぞ?」

と口にする。
渉は何か言おうとするが玄治に止められる。
辺りを警戒し、会話は玄治に任せることにした。

玄治「だったら、どうするんだ?」

「ああ玄治、私はお前の幸せを一番に考えてる…だから殺さないでおくれ」

玄治「どうするんだって聞いてるんだ」

「私はここで一人ひっそりと暮らすさ」

玄治「でもお前がここにいると母さんや周りの人が苦しんで倒れちまうんだろ」

「じゃあ、そうならないようにしよう、玄治のためだ」

後ろから見ていた渉にもハッキリと分かった。
玄治が震えている。
怯えている?恐怖を感じている?

いや、怒っているのだ。

玄治「俺のためを思うなら自分のやった罪くらい償えよ…」

「そうだな、罪を償うためにここでひっそりと…」

玄治「どんなにクソ親父でも罪を償えって言うのが母さんだ!お前みたいに自分のために逃げようとする奴なんて母さんな訳あるかよ!」

玄治はペルソナ、ベンケイを召喚し、母親のシャドウにぶつける。
母親のシャドウは表情を歪ませ、その一撃を払いのける。

「ああ、そうだ!なぜ私がそんなことをしなければならない?私は私の願いを完遂する!」

母親のシャドウが黒い靄に包まれる。
そして中から、巨大な人形が現れる。
その巨大な人形はベンケイを易々と手で握り、捕らえる。

「玄治!お前はここで私にずっと愛されるのよ」

玄治「くっそ!負けるかよ!」

玄治は必死にベンケイを操作するが完全に体を封じられているので動けない。
だが、人形の腕を渉のシグムントが切り落とした。

玄治「渉!」

渉「大丈夫か!?」

「小癪な…」

人形が空いている方の手を振り下ろし、二人を叩き潰そうとするが、二人の頭上に光の壁が発生し、その攻撃を押し止める。

ナギサ「お二人とも、油断しないで!」

ナギサのジャンヌダルクが人形の攻撃を防いでくれた。



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