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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
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渉「玄治もペルソナを!?」

渉が驚いているとナギサが横で口にする。

ナギサ「きっと自分の心に抱え込んでいた闇を振り払ったことでペルソナを持ちうる精神へと昇華したのだと思います」

そう口にしたナギサの意見はそうなのだろう、と渉は思った。
そんな中、玄治はさらにベンケイを操る。

玄治「吹き荒べ!」

ベンケイが棍をクルクルと回し、母親のシャドウに向けた瞬間、風が吹き、刃となって母親のシャドウを切り刻む。
そしてその隙を突いて玄治は両親を救出する。

「馬鹿な…馬鹿な!?」

母親のシャドウはゆっくりと後退り、闇の中へと消えてしまった。
玄治は追い掛けようとするがその場にガクッと膝をついてしまう。
渉がすぐさま駆け寄った。
ナギサが玄治の両親を【ナイトメア】から離脱させた。

玄治「渉…悪かった…」

渉「気にしないでくれ、それより助かったよ」

玄治「何か分からねえが、やってやったぞ」

渉は玄治の疲労が大きいことを知り、すぐに離脱しようとする。
そこにナギサが現れて指輪を渡し、玄治に説明するように言ってきた。

渉「ああ、必ず玄治にも説明するから、次こそ必ずな」

渉はナギサにそう答えると玄治と共に【ナイトメア】から離脱した。



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