『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
３月２３日（月）
春休みを無意味に貪っていた渉は、ナギサとどこかへ出掛けようと考えた。
渉「それから…」
渉は静かに心の中で決意をする。
そう、ついにナギサに告白しようとも考えていたのだ。
ナギサは普通の人間とは違う。
だが、そんなことは自分には関係ないのだとそう決意している。
ナギサに声をかけようと部屋へ行き、ノックをするが返事はない。
声をかけつつ、部屋へと入るが誰もいなかった。
出掛けたのかと思って少し待っていたが帰ってくる様子はなかった。
祖父母に聞いても見ていない、と答える。
渉は外に探しに出掛けたが見つからなかった。
たかだか１日程度。
仲間に連絡するほどでもなかったが、渉は夜暗くなるまで１人で探していた。
だが見つからなかった。
ため息混じりに帰路に着き、帰ってくるとナギサが出迎えた。
ナギサ「渉さん、おかえりなさい」
渉「ナギサ、どこ行ってたんだよ」
ナギサ「ちょっと言えません」
そう口にしてそれ以降、ナギサは答えず、いつも通りの雰囲気のままだった。
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