『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
2月24日(火)
灰山咲綾の退院の日が来た。
渉達は彼女をちゃんと送り届けると約束し、病院をあとにする。
そこで意を決したようにナギサが口にする。
ナギサ「皆さんにお話があります!」
ナギサは渉にもした話をする。
阿莉愛「そ、そんなことって…」
結菜「そんなの!」
ナギサ「私は咲綾さんのシャドウです、一緒にいるわけにはいかないので!」
そしてナギサは咲綾の手を取り、彼女の中に還ろうとするが、戻ることはなかった。
ただ、ナギサが咲綾の手を握りしめている絵面だけが残る。
ナギサ「…え?」
寛太「戻らないな」
そんな中、考え込んでいた暦翔が自分の考察を述べる。
暦翔「もしかして自我を持ったシャドウが本人を食わずに自力で出てしまったから何か変質化したのかもしれないね」
真弥「もう別の存在になった、ということか?」
魅奈「では、消えずに済むんですね!」
そんな結果に呆気に取られていたナギサだったが、仲間達は皆、安堵し、渉も顔には出さなかったが大喜びしていた。
渉「まだ一緒にいられるな」
ナギサ「そうですね」
ナギサは渉に笑顔を見せる。
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