『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
ページ:3
そのあと、少しばかり仲間達と話し、渉は帰路へと着いた。
家に帰ると渉の部屋にチョコが置いてあった。
渉「え」
渉はそれがナギサからのものだとすぐに理解した。
渉「直接渡してくれればいいのに」
チョコの横に手紙もあり、それを開くと感謝の気持ちが数多く綴られていた。
渉は不思議に思いつつもお礼を言おうとナギサの部屋に行くと、ナギサは泣いていた。
渉「ナギサ!?」
ナギサは渉の方を振り返ると口にする。
ナギサ「私は咲綾さんのシャドウ、だからもう消えないといけません」
渉「ど、どうして、えあ」
渉はなんとか言葉を紡ごうとしたが、何も言えなかった。
ナギサ「そんな気がするんです……咲綾さんが元気になったら私は消えるような気がして……ですな、今度退院されるときがお別れですね」
と無理矢理笑顔を作ってそう言った。
その後、渉は灰山咲綾の退院の日までナギサと上手く話せなかった。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!