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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
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そのあと、少しばかり仲間達と話し、渉は帰路へと着いた。

家に帰ると渉の部屋にチョコが置いてあった。

渉「え」

渉はそれがナギサからのものだとすぐに理解した。

渉「直接渡してくれればいいのに」

チョコの横に手紙もあり、それを開くと感謝の気持ちが数多く綴られていた。


渉は不思議に思いつつもお礼を言おうとナギサの部屋に行くと、ナギサは泣いていた。

渉「ナギサ!?」

ナギサは渉の方を振り返ると口にする。

ナギサ「私は咲綾さんのシャドウ、だからもう消えないといけません」

渉「ど、どうして、えあ」


渉はなんとか言葉を紡ごうとしたが、何も言えなかった。


ナギサ「そんな気がするんです……咲綾さんが元気になったら私は消えるような気がして……ですな、今度退院されるときがお別れですね」

と無理矢理笑顔を作ってそう言った。



その後、渉は灰山咲綾の退院の日までナギサと上手く話せなかった。



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