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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
12月31日(水)
善天神社に夜集まり、カウントダウンをする面々。

渉達以外にも人がちらほら見える。
善天神社の高い位置からの初日の出を見ようと思う人間もいるが大半が騒ぎやすいからという理由だろう。

「5!」

どこからかカウントダウンが聞こえる。
時計を確認すると確かに5秒前だった。

「4!」

玄治「3!」

玄治が周りに混ざる。

結菜「2!」

玄治「1!」


そしてカウントダウンが終わった瞬間に、玄治は跳び跳ねていた。

渉が何してるのか聞く。

玄治「俺、年が変わる瞬間にいなかった男だぜ」

などと口にした。

阿莉愛「あら?玄治は?」

結菜「お、玄さんがいないな」

真弥「?…ここにいるぞ?」

渉「あ、いや、多分これは」

寛太「なるほど新年に変わる瞬間に存在しなかったから奴は去年に置き去りにされたみたいだな」

魅奈「じゃあ、もうあの人はこの世にはいないんですね」

玄治「おーい、俺、いるぞー」

暦翔「いなくなった玄治の分まで僕らが頑張らなきゃ」

玄治「ええーい、話を聞け!」

ナギサ「うるさいです」

玄治「……すいません」

玄治は押し黙る。
渉達は初詣の準備のために一旦それぞれの家に帰ることにした。



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あきゅろす。
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