『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
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食事をしようとした時に玄治をたたき起こす。
玄治「はっ!」
渉「もう準備終わったよ」
玄治「お前ら、俺の料理を何故食べない!?」
渉「そういうのは今後玄治が彼女でも出来たときに振る舞ってあげた方が良いんじゃないかな?」
玄治「……ま、まぁ、そうだよな」
玄治はそれを聞くと何故か納得し、席についたが、阿莉愛が渉の耳を少し引っ張り耳打ちする。
阿莉愛「渉、あなたは今未来の誰かを殺そうとしているわ」
渉「えっ!?流石に料理で人は死なないんじゃないかな!?」
そして食事を始めた。
その後、プレゼント交換となった。
暦翔「はい、じゃあ、このクジ引いて順番決めよう。流石に自分のプレゼントは分かるだろうから選ばないようにね」
そしてみんなそれぞれ順番を決め、プレゼントを選んでいく。
渉は小さいプレゼントを選び取った。
それぞれがプレゼントを開けると、全員見事にバラバラとなった。
阿莉愛「これは……エプロン?」
魅奈「あ、私のですね。私のは…これは参考書?」
真弥「私のだな…これはボイスレコーダーか」
結菜「はいはーい、それ私のですよー!私は……なんだこれ?」
結菜はプレゼントの中身を見るとスプレーだった。
玄治「それ俺だ!う◯この臭いがするスプレー!」
結菜「キモッ!」
玄治「俺のは…あ?プロテイン?」
寛太「それで体でも鍛えろ、俺のは手袋か?」
阿莉愛「あ、私のね」
ナギサ「これはなんですか?」
暦翔「それは僕のアロマキャンドルだね、僕のは……入浴剤?」
渉「女の子に当たれば良かったんだけど、ごめん、俺の」
そして渉はプレゼントを開ける。
中身はマフラーだった。
しかし、渉には見覚えがあった。
ナギサ「あ、それ私が選びました」
渉「そうなんだ、ありがとう」
プレゼントは実用性で選んだものやネタで選んだものなど様々だった。
渉にはやはり見覚えがあり、気が付く。
彼がナギサにマフラーや手袋を買ってあげた店で見たものに似ていた。
ナギサ「あの…お返し…です」
ナギサは気恥ずかしそうに渉にそう伝えた。
ナギサは自分にプレゼントしてくれたマフラーのお返しに違うお店でマフラーを買ったのだそうだ。
阿莉愛「ナギサ、それ偶然にも渉が手にしたから良かったけれど、玄治とかに渡ってたらどうするの」
と言うとナギサは口元に手を当て「確かに…そうでした」と今更ながらに気付いたようだ。
そしてしっかりと片付けも終えて一同は帰った。
渉「ナギサ、ありがとう」
ナギサ「ふふ、渉さんもありがとうございます♪」
ナギサは無邪気な笑顔を渉に向ける。
渉はやはりナギサが好きなことを自覚する。
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