『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
ページ:2
二人は到着後レストランで食事をした。
渉は財布をこっそり確認する。アルバイトをしていたお陰か問題はなさそうだった。
その後、お店から出るとナギサが寒そうにしている。
服やコート等は買って貰ってはいるがマフラーや手袋はしていない。
渉はナギサに声をかけ、マフラーと手袋を購入してプレゼントした。
ナギサ「でも渉さんは…」
渉はマフラーも手袋もしていない。
渉「俺は大丈夫だよ、ナギサが風邪でも引いたら大変だから」
ナギサ「そう…ですか」
ナギサは少しバツの悪そうな表情をしていたが、渉は彼女の手を引き、イルミネーションの見れる噴水広場まで案内した。
クリスマス限定の雰囲気ではあるが、クリスマスイルミネーションによって噴水も木々も光で彩られたその様子にナギサはまるで子供のように目を輝かせて眺めていた。
その時、ふと雪がちらつき、イルミネーションの中、雪がちらつき、それを眺めつつ笑顔で渉を見るナギサに、渉は自分の体温が高まるのを感じた。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!