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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
12月10日(水)
次の日、放課後に校門に集合し、灰山家へ向かおうとしていた。

玄治「ふっ、ついに手がかりを得る時が来たようだな」

結菜「キモイんで黙ってください」

寛太「暦翔、魅奈は一緒じゃないのか?」

暦翔「え、ああ、あの子はもう戦わせる気はないからね」

渉「ん?」

渉達がいざ向かっていると、噴水広場前で合流するはずのナギサが走ってきた。
ナギサは息を切らしながら渉の所まで走ってくるが肩で息をしているのでなかなか声を出せずにいた。

渉「ナギサ、落ち着いて。ゆっくりでいいから」

ナギサ「す、すみません…ですが、あの…や、館が…」

ナギサは灰山家の館について何かを言おうとしていた。
そこで阿莉愛が気付く。

阿莉愛「これは…サイレン?」

サイレンの音がけたたましく鳴り響く。
パトカーだけじゃない、消防車や救急車の音まで聞こえてくる。

真弥「あの方向は…」

渉「まさか!」

渉の不安は大きくなり、渉は走り出した。





中央モール近くの灰山家が見える通りに入った瞬間だった。


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