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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
11月26日(水)
放課後、暦翔と魅奈に案内され、黒鐘総合病院の広い複数人の病室に通された。


そこには、今まで暦翔が【サイス】が喰らった人達がいた。

暦翔「ごめんよ、サクリファイスの力を使えば邪神に力を渡さずに済んだんだけど、シャドウを無くすってことは本人にそれなりの負担がかかってしまうんだ。だから、一緒に連れ去って少しの間療養してもらってたんだよ」

暦翔が一通り説明すると、渉も阿莉愛もすぐさま駆け寄る。

そこには祖父母や沙梨愛など渉達の気がかりで仕方なかったことが全て解消されて目の前にあったのだ。

暦翔「あ、ちなみにある程度休んでてほしいけど、家に帰っても大丈夫だから」


無事に家にも帰ることも許され、全ての手続きを済ませてから渉は暦翔と二人で話をすることにした。

渉「レキ、ありがとう」

暦翔「何言ってるのさ、僕はこれまで君達に酷いことをたくさん言ったし、してきたよ」

渉「でも、ありがとう。お前はこんなにも辛いことを抱えながら頑張ってたんだな」

暦翔「そんなことないよ、僕はただ必要なことをしていただけさ」

渉は暦翔に手を差し伸べる。
暦翔は不思議そうにそれを見ている。

渉「これからも一緒に戦ってくれ、レキ」

渉がそう言うのを聞くと暦翔は笑ってしまう。
渉がポカンとしていると暦翔は答える。

暦翔「頼まれなくとも一緒に戦うよ、だって僕らは仲間だろ」

と、握手を交わす。

8人目のペルソナ使い、暦翔を加え、渉は邪神と戦うことを決めるのだった。



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