『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』 ページ:3 渉は体を起こしている暦翔に何故それを言わなかったのか問うと邪神が渉達のしている指輪を指して代わりに答える。 邪神「その指輪は我が諸君らを監視するためのもの、そんなものを付けた者と一緒にいたら即座に我が排除しようとするに決まっているだろう」 さらに続ける。 邪神「諸君らは不思議に思ったことはなかったのかな?…シャドウ使いに強い憎しみを抱いていたのは、我が抱いていた感情、諸君らは指輪を通して知らぬ間にシャドウ使いを恨むように仕向けられていたのだ」 そう邪神が口にする。 確かにシャドウ使いのボスであるサイスが暦翔だと分かったのに、彼らの体は心は、暦翔に憎悪を向けている。 渉は絶望しながら、ペルソナを召喚する。 しかし、邪神が手を渉達にかざすだけで、ペルソナは邪神に逆らうことが出来ないのか消えてしまった。 阿莉愛「これは…?」 真弥「あの邪神によく似た怪物に召喚を封じられた時と同じ!?」 邪神「言っただろう?…指輪を通してお前達の意思を書き換えてしまえるのだよ」 玄治「だったらこんな指輪!」 玄治は指輪を外そうとするが全く外れなかった。 他の仲間も同様だった。 邪神「お前達はとてもいい働きをしてくれた。自分達が誰かの為になれていると勘違いし、我に十分な力を与えてくれたのだから」 渉は指輪を通じて邪神から送られてくる念を振り払い、シャルルマーニュを召喚する。 邪神が手をかざしてもシャルルマーニュは消えなかった。 だが、抗うことは出来たが、シャルルマーニュで切り裂いても邪神は怪物と同じく、すぐさま再生してしまう。 邪神「瀬上渉、お前は理解できない。我が与えたものとは違う力に覚醒したのだから」 渉「くっ!」 渉はシャルルマーニュで攻撃するが、邪神は怯みもしなかった。 だが、その瞬間だった。 邪神の足元に紫色に光る魔法陣が浮かび上がったのだ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |