『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
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結局、ナギサと祖母にバレてしまい、二人が笑顔で対応してくれた為、渉はダメージが少なかったのだが、また阿莉愛が案内した客によって心を打ち砕かれる。
暦翔「ワタル、似合ってるよ」
魅奈「渉さん、素敵ですね」
渉「ちくしょう!」
結局、大体の知り合いにこのメイド服姿を晒す羽目になったのだった。
ようやく渉は休憩となり、まるで疾風の如き速さで渉は着替えを終える。
その後、渉と交代で入る玄治を渉は仲間達と共に楽しむことにした。
渉(これがさっきまでの羞恥か…辛いなぁ)
と思っていると大半の仲間の意見が、
暦翔「ワタルの方が似合ってたね」
結菜「なんか玄さんは犯罪者臭がするよ」
寛太「これこのまま、警察連れていかないか?」
魅奈「なんて格好してるんですか、自粛してください」
玄治「お前ら、なんで俺には厳しいんだよ!?」
阿莉愛「似合ってないからよ」
真弥「似合ってないからだ」
玄治「酷い!?」
渉「その意見だと、俺、似合ってることになるよね?」
ナギサ「渉さんはとっても似合ってましたよ」
渉はその後、祖父の信夫が心配だから先に帰ると言った祖母をバス停まで見送り、自由となったので仲間達と文化祭を楽しむことにした。
玄治は無論、置いていったのだが。
その後、夜まで楽しんだ一行は解散し、帰路につく。
ナギサが帰り道、ふと口にする。
ナギサ「出来れば渉さんと一緒に学校に通ってみたかったです」
と、少し寂しげな笑顔で言った。
渉「来年、編入できるようになんとかしよう」
と言うが、言ってから考えてしまう。
どこの誰かも分からない少女を学校に編入させようなど難しい話だ。
ナギサ「このままでも大丈夫ですよ」
と彼女は苦笑していた。
家に帰り、二人は休むことにした。
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