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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
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渉「みんな、なんで?」

寛太「ナギサが不安になってみんなに連絡していたんだ」

阿莉愛「渉、一人でなんて危ないから二度としないで」

玄治「渉を少しばかり殴ってやりたい気持ちもあるけどよ、今はあいつらだ」

結菜「渉先輩、やれますか?」

渉「ああ、いける」

渉達はペルソナを展開する。
だがサイスはシャドウ使いを控えさせたままだった。
オリオンやインがシャドウを召喚するが、止めている。

玄治「何のつもりだ?」

サイス「少しばかり、本気でやろうかと思ってね」

サイスはシャドウに膝をつかせる。
何をするのかと思っていると、サイスは自分の右腕をナイフで切って、血を滴らせる。
サクリファイスはその血を左手で拭い取り、捕食器官で舐めとる。

その瞬間に結菜が叫ぶ。

結菜「全員、逃げて!」

寛太「何がっ!?」

阿莉愛「ああっ!?」

ベオウルフとワルキューレがサクリファイスの伸びた捕食器官で薙ぎ払われる。
ベンケイがサクリファイスを棍で殴り付けるがサクリファイスは微動だにしない。

そしてそのまま左手の剣を振るう。
それをゼノビアの槍が弾き飛ばすが、サクリファイスはゼノビアの槍を掴み、伸びた捕食器官を引き戻すのと同時に槍を引き寄せ、捕食器官でゼノビアを殴り飛ばす。
殴り飛ばされたゼノビアはベンケイへと衝突し、二人ともに吹き飛ばされる。

玄治「がっ!?」

真弥「うああっ!?」

渉「なんだ…一体…?」

サイス「とっとと帰れ、二度とここに来るな」

サイスの気迫に渉は躊躇う。
結菜はサクリファイスの強化は一時的なものだと伝えるが、そんなことよりも渉はその場から動けなかった。

ナギサ「危ない!」

ナギサがジャンヌダルクと共に渉の前に現れ、サクリファイスの一撃を防ぐが強化されているサクリファイスの一撃にナギサは衝撃を消しきれなかったのか渉の後方へと吹き飛ばされる。

渉「ナギサ!…サイス、貴様!」

渉は怒りに任せて、シグムントとシャルルマーニュをサクリファイスへと向ける。

サイスは迎撃しようとするが、腕からの出血を止めずにいた為、目眩がしたのかその場でふらつき、膝をつく。

渉「くらええぇえ!」

渉が怒りのままに放った攻撃がサクリファイスに届いた。
サイスは弾き飛ばされ、サクリファイスも霧散する。
渉は容赦なく追撃をする。

トーク「ボス!」

エア「ボス!」

シャドウ使い達が倒れているサイスの前に立つ。
渉の攻撃は止まらない。
エアが空間を切り取ろうとするが、死角からベオウルフが現れる。



オリオンやインがシャドウを召喚するが間に合わない。




シャドウ使いがその場から全員吹き飛ばされ、地面にカツーン、と金属音が響く。




渉はそこで意識が急激に戻される。



渉「…え?」



トーク、エア、オリオン、インの仮面が剥がれ、素顔が見えたのだ。



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あきゅろす。
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