『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
10月20日(月)
渉は放課後、玄治や寛太の誘いを用事があると言って断り、一人早々に家へと帰った。
ナギサは終始どうするべきか悩んでいたが、渉は行く必要なんてない、と言ってナギサに諦めるように言った。
そして渉はナギサが先に眠るのを確認したあと、単身一人で【ナイトメア】へ乗り込み、シャドウ使いの元へ向かう。
中央モール、噴水広場前。
といっても【ナイトメア】の中なのだが。
シャドウ使いは全員待っていたのだが、渉は一人でやってきた。
サイス「他の仲間はどうした?」
渉「置いてきた、お前達はどうせ話もせずに戦いを始めてしまうだろうからさ、そんな無駄な事をするくらいなら一人でいい」
トーク「お前、何が無駄だ…」
サイス「トーク、いい。俺が相手をする」
サイスは他のシャドウ使いを控えさせ、サクリファイスを召喚する。
渉は警戒するためにシグムントを展開する。
渉「サイス、君は灰山家を知っているか?」
サイス「……」
サイスはサクリファイスを操作し、シグムントに切りかかるが、渉はそれを受け止める。
渉「杯紙町を知っているなら灰山家くらい知ってるだろう?」
サイス「知っているとして……それがなんだと言うんだ!」
サクリファイスがシグムントを弾き飛ばし、捕食器官でシグムントを喰らおうとする。
しかし、サクリファイスの横から一体のペルソナがサクリファイスの横腹を切り払う。
トーク「なっ!?」
サクリファイスを斬ったのはシャルルマーニュだった。
渉はシグムントとシャルルマーニュを同時に操作している。
渉「灰山家には協力者がいたはずだ、黒鐘、幾月、如月、片山、久喜沢の5つの家があったはずだ、だが灰山家だけ何も分からないんだ、何か知ってるなら…」
サイス「その家の名を口にするな…」
渉「え?」
サイス「このまま、何も知らずにこの場から去れ!」
サクリファイスでシグムントを捕食しようとする。
渉は同時に操り、シャルルマーニュで攻撃して止めようとするがサクリファイスは全くそちらを見ずに剣で攻撃を受け流す。
そしてシグムントに捕食が届いた。
かに見えたが、ジャンヌダルクとゼノビアがその一撃を防いだのだ。
渉が振り返ると仲間達がみんなその場に来ていたのだ。
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