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『PERSONA ─INDEX ALTERNATIVE─』
10月10日(金)
帰り際、「帰りたくないな」と話す玄治のような生徒がいる中で渉は早く帰ってナギサに話をしたくてたまらなかった。

阿莉愛「渉、楽しかった?」

渉「うん、楽しかったよ!阿莉愛も心配かけてごめんね」

阿莉愛「いいのよ、でも良かったわ」

渉「ああ、早く帰って楽しかった事を話してあげたいよ」

渉達は連日の疲れからか飛行機内では眠りについてしまった。
その後先生に起こされ、バスへと乗り込み、重い足取りで家へと着いた。

渉「ただいま」

渉は主な荷物を部屋へと運び、洗濯物やらを出したあと、お土産を祖父母に渡す。ナギサにも渡すと彼女は笑顔だったが少し陰りを見せていた。


そして夕食の時に祖父母とナギサに修学旅行の話をしていると、ナギサはまだ浮かない顔をしていた。


食後、交代で入浴を済ませてからナギサに話を聞くことにした。

ナギサ「実は渉さんが修学旅行に行っている間にシャドウが現れて、寛太さん、真弥さん、結菜さんと一緒に向かったんです。そこでシャドウ使いのディアナからまた時間を指定されてしまいまして…」

ナギサは不安に思っていたらしく、渉は考えた挙げ句に口にした。

渉「どうせ行ったってあいつらは何も言わないんだ、行く必要はないさ」

渉はそう言うとナギサの頭を撫でる。
ナギサは恥ずかしそうに頬を染めるが、渉は心の中で決める。

渉(俺が一人で確かめる)

彼は独断でそう決める。



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あきゅろす。
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