あなた、でもわたし。
6
瑞浪 雫は男のようだと認識されることが多かった。
実は、乱菊はまだ気づいていない。雫が女だという真実に
「テメェ…」
コイツ、何考えてやがる。
「んな怒んなよ!したいと思ったら身体が勝手に動いたんだよ!」
「…ケダモノか!?テメェ…」
「失礼な奴だなぁー」
呑気に笑いながら緑茶を啜った
「第一、お前は松本と付き合ってるんじゃないのか?」
真面目に聞かれ、雫は肩を震わせて笑っていた
「オレが…ははっ!乱菊と?」
「なんだよ」
冬獅郎の眉間に深く皺が刻まれる
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