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日向七乃2013年作品集
キルミーホリデー
割といつもと同じ休日。
願ったのは27時の夜。
絶望感とか幸福感とか
混ぜたら美味しくなるのかな?

流れ星ひとつ焼け落ちて。
無数の中、孤独になって。

もうすぐ終わる一日、
告げるのは嫌いな太陽。
不適切な表現でさえ
規制できない僕らの未来。

奪われ慣れて分裂する。
一つとない、心の鍵。

さぁそのくだらない理由で撃ち抜いて。
本当にほしかった真実がそこにあるんだろ?
熱が冷めてしまうように仕組まれてたのなら
生誕を祝う鐘の音に紛れて、引き金ひいて。

記憶は喝采を拒み、拒絶の先で君が泣く。
水槽の中で溺れる結末に笑う第三者。

面白くない詩は断片的に「僕」を語る。
雨の音に包まれ鏡の向こう分裂した「僕」が

嗤う。

さぁそのくだらない理由で撃ち抜いて。
本当にほしかった真実がそこにあるんだろ?
熱が冷めてしまうように仕組まれてたのなら
生誕を祝う鐘の音に紛れて、引き金ひいて。

さぁこの終わらない地獄に手を振って。
本当にほしかった明日がそこにあるんだろ?
敵意を正す正義が所詮は悪だったように
僕らが拒む未来に銃口を向けて、引き金ひいた。

キルミーホリデー 甘美なる生に狂いそうになる。
キスミーホリデー 死の味をキスを噛み締めて。


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あきゅろす。
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