HANDMADE LOVER 2013 シャルトリュー 誰が何を言おうとこの場所は譲れない。 いつも難しい顔を下から見上げれるこの場所は。 優しい言葉を欲しいから甘えてるわけじゃない。 その手から伝わる冷え性の熱が僕の存在意義なんだ。 あたりまえにある幸福が突然終わりを告げても 涙を流すことさえも許されないのでしょう。 例えば誰かの代わりが僕でも嬉しいって思えたんだ。 同じ時間を刻んだ時計の針が今日も止まらない。 記憶の断片がゆらゆら。 空を仰いで高く、高く。 時計は静かにチクタク。 音が弾んで尻尾ゆらす。 素敵な曖昧がたくさん。 陽が差す場所でひなたぼっこ。 いつもの場所に踏み出せば 優しいその手が頭撫でる。 [*前へ][次へ#] |