HANDMADE LOVER 2012 ノルマンディーに花束を。 固い瓶に手紙を入れて埋めたら芽が生えるかな? 科学の不条理の片隅で何度目かの失敗をする。 窓の向こう雨の日に咲く花達を見下していた。 「濡れてしまうよ」と君の温もりが背中越し。 伝わってくる。 素敵な恋をすればきっと忘れられる。 そんなおまじないすらも四角い箱に閉じ込めて。 ノルマンディーに花束を添えに行かなくちゃ。 あの人がくれた勲章を胸につけて。 星達の瞬きに祈り込めなくちゃ。 優しさの代償が平和(それ)ならいらない。 見上げた空に雲がないと少し寂しいのと一緒で。 となりに君がいないと心に穴が開いたみたい。 太陽と月の追いかけっこをいつまで見守るのだろう。 いつか灰になって、土になって、花になって。 ノルマンディーに花束を添えに行かなくちゃ。 あの人がくれた勲章を胸につけて。 星達の瞬きに祈り込めなくちゃ。 優しさの代償が平和(それ)ならいらない。 瓶を埋めた場所から咲いた花。 非科学的?でも今ならばそれが君の返事だって信じれる。 君の好きな色。 君の好きな花。 君の生きた意味。 君を赦す場所。 [次へ#] |