HANDMADE LOVER 2012 Corrosion in color 注いだミルクを飲み干して 焼きたてのブレッドをほおばる。 背伸びと共にあくびをして 微笑みを浮かべた君を見る。 葉が色を変える季節になったね。 どこかで花火の音が聞こえる。 今日だけはカバンも少し重いな。 栄光に弄ばれた愚者のようにただ操られるだけでもいい。 レンガ造りの道を抜けたら十字架の並ぶ楽園へ。 少しの不安がためらいになる。 なら目をつぶれば見えないだろ? だけど見えないところではもっと 恐怖や絶望にあふれてる。 瓦礫には君の名と僕の名前を一緒に掘れたならいいな。 嵐が来る前に帰ろう、無くした足を引きずって。 色彩は失われた部分ごとに腐り落ちていくのが早い。 疲れたから?諦めたから?眠るときは君のそばがいい。 [*前へ][次へ#] |