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HQ(other)
とくべつとは。(赤葦) メイさまへ




「私ね。赤葦のこと好きみたい」




唐突に言われたのが高校一年の秋頃。





「名前さん…木兎さんを
どうすれば黙らせることが出来ますか?」

「ん?そうだねぇ…薬盛る?」

「お前は鬼かっ!!」

「…それいいですね…」

「あかーし!?絶対ダメだから!!」


俺は二年になりレギュラーとして試合に
出るのはもちろんのことチームの
副キャプテンも任される事になった。

側から見れば木兎さんの世話役のように
も見えるが口に出すと後が面倒なので
心の中だけで思う事にしている。


「元はと言えば木兎が赤葦に面倒ばっかり
押し付けるからいけないんでしょう!?
しっかりしなさいよキャプテン!」

「名前は俺に冷たすぎる!あかーしには
あんなに優しいのにズルいぞ!?」

「苦労してる後輩を労って何が悪いのよ!」


名前さんとはよく話すし相談にも
のってくれたりと仲も良いのだが
別に付き合っているわけではなく
どちらかというと友達みたいな関係性
に近いものだと俺は思っていた。





あの日。



偶然にも体育館には片付けをしていた
名前さんと自主練で残っていた
俺の2人しか居らず
休憩していたところに先輩がペットボトル
を差し入れてくれると俺の隣に腰掛け
自分も缶のコーヒーを口に運んでいた。

名前さんは俺の一個上の先輩で普段
マネージャーとは口数の少ない俺だが唯一
まともに話しをしているのが彼女である。

俺をよく見てくれていて何気なくサポート
してくれたり困っている時は相談に乗って
くれたりと頼もしい存在であったのだが
今まで俺に対してそんな感情を
持っていたなんて思いもしなくて。


「……俺…名前さんを
そんな目で見たことがなかったので…」


告白されて多少動揺したが表には出さず
取り敢えず今の自分の気持ちを伝えると
特に表情を変える事なく話しを続けられた。


「うん。赤葦はそれでいいの。
私がただ言いたかっただけだから
気にしないでいつも通りに接して?」

「?…わかりました…」


あまりにも普通な返しだったので今の言葉
は俺の聞き間違いかとも思ってしまったが
次の先輩の言葉から真実だと理解する。


「だけどさっきの言葉に嘘はないからね」


穏やかに笑いながら話す先輩にどう返答
していいのか分からず口を閉ざしてしまった
のだがその時の笑顔に一瞬鼓動が跳ねた
ことは気のせいだと自分で言い聞かせ
特に2人の変化もなく日々が過ぎて行った。




「なぁ赤葦。お前今日また告られたって?」

「なになに!?木葉それ誰情報!?」

「俺も知ってる〜。テニス部の子
だっけ?結構話題になってたよな」


練習前の柔軟をしていると先輩達が俺に
絡んできて今日の昼休みにあった事を
質問責めにされ正直かなり面倒くさい。


「で?オッケーしたわけ?
その子かわいいって聞いたぞ?」

「ズルいよなー赤葦ばっかり!」

「女はやっぱ顔なんだよ。仕方ない」

「じゃあ木葉は?」

「口を開くからダメなんじゃない?」

「おいっ!?」


答えを聞くまで引かない人たちなのは
今迄の付き合いで嫌という程分かっている
ので溜め息を吐きながら渋々口を開いた。


「断りましたけど」

「「「えぇっ!?何でだよ!?!?」」」


口々に不満の声が聞かれたが俺としては
別にあの子が気に入らなかった訳でも
ないし彼女が欲しくない訳でもないのだが
今は木兎さんの世話だけで手一杯なので
そこまで考える余裕はない。


「じゃああかーし。名前は?」

「…は?」


今度は今まで傍観していた木兎さんが
話しに割って入ってきてしかも唐突に
名前さんの名前を出してきたので
思わず気の抜けた声を出してしまった。


「あっ確かに!赤葦って名字には
自分から話しに行ってるしな!」

「他のマネには話し掛けないよねぇ?」

「言われてみればそうかも!」

「で。どうなんだ?」


真剣な顔つきで俺に問い質す木兎さんに
困惑しながら先程の質問を思い返してみる。

言われてみれば確かに俺が進んで話し
掛けに行くのは名前さんだけだし
先輩だけど変に気も遣わず隣に居ても
全然嫌ではないし寧ろいて欲しいとも思う。


…じゃあ俺にとってどういう存在なんだ?


「…どうって言われても…名前さんは」

「こらー木兎!!早く練習始めなさい!!」


考えが纏まらないまま口を動かした
のだがタイミングが良のか悪いのか
名前さんからの怒声が聞こえ俺の
言葉が最後まで紡がれることはなかった。


「おっ名字いいタイミング!
なぁお前赤葦のことどう思う?」

「?なに急に」

「赤葦がモテるわりには彼女作らないし
女子でまともに話してるのが名前ちゃん
だけだから聞いておこうと思ってね」


突然巻き込まれた名前さんの顔は
訳がわからないといった感じでこれ以上は
流石にまずいと思い先輩達を窘めた。


「さぁ皆さん練習始めますよ」

『えぇ〜!?』


すくりと立ち上がりコートへ向かって
いると急に木兎さんの声が響き
その内容に驚いて思わず振り返った。


「なぁ名前!俺のことは好きか!?」

「はぃ!?ちょっ木兎重いからっ!!」


木兎さんが名前さんに抱きついていて
彼女も一瞬驚いていたのだが慣れたもの
なのか特に嫌がりもせず呆れたように溜め息
を吐きながら木兎さんを見上げている。

一連の流れを見ていた俺は何故か苛立ちを
覚えその場に立ち尽くしてしまった。


「言わないと離れないからなっ!!」

「えぇ〜?今日はどうしたのよ全く…
私はスパイクをカッコよく決めてる時の
木兎が好きなんだけどなぁ」

「お前ら何してんだ!!練習始めるぞ!?」

『変わり身早っ!?!?』


名前さんの言葉でスイッチの入った
木兎さんが意気揚々とコートに入って行く
のを漠然と眺めていると俺に声が掛かる。


「赤葦?どうかした?」

「…いや…何でもないです」


名前さんが心配そうな顔で俺を
見つめてくるも今はまともに顔を見る
事が出来ず慌てて顔を逸らすと先輩達の
後を追いコートへと入って行く。

俺の行動に名前さんが困惑している
ことは目に見えていたが自分の気持ちに
整理がつかない為申し訳ないと思いつつ
今は練習に集中することに決めた。


俺は何でこんなに苛々しているんだろう。

名前さんに抱きついた木兎さんに
対してのものなのか

それとも木兎さんに抱きつかれても抵抗
しなかった名前さんになのか…

どちらにしても俺の中で名前さんは特別で
だけどその種類までは未だ見当がつかない。





練習終了後。

手洗い場でひとり頭から水を
被りながら頭を冷やしていた。

今日は自分でも驚くような変なミスが
目立ち監督には心配され木兎さんには
グチグチと文句を言われたが反論出来ず。

頭を拭きながらその場所の壁に背を凭れ
掛け腰を下ろすと大きな溜め息が漏れた。


「…隣いい?」

「…名前さん…」

頭上から聞こえた声に弾かれた様に顔を
上げると名前さんが優しい笑みを
浮かべて俺を見つめていた。


「何かあったでしょ」

「…何かあった訳でも無いんですけどね…」


隣に腰掛けながら話し掛けてくる彼女に
言葉を返すと視線を外し俯いてしまう。


「…自分では練習に集中してるつもりでも
プレーに出るってことは集中出来てない
証拠ですよね…何やってんだか…」

「普段のあなたにムラがないからね。
その分ミスが続くと逆に珍しいから
周りは気になるんだよ」


少し会話していると名前さんの落ち
着いた話し方と声のトーンに安心感を覚え
自分の気分も落ち着いてくるのが分かる。



…あぁ…そういうことか。


俺から名前さんに話し掛けていたのは
プレーのこと云々よりも俺自身の
気持ちを安定させたかったからだ。

隣に居ると心地良くて
会話をすると心が落ち着く。

俺は無意識のうちに名前さんを求めてた…


「…なんだ。解決した…」

「ん?どうかした?」


俺から漏れた言葉に名前さんが反応し
何でもないと返すと思い出したように
彼女から練習前の話題を振られ顔を歪める。


「赤葦はモテるでしょうに普段はあまり
女の子と話さないの?」

「…何ですか突然。木葉さんのことなら
忘れてもらっていいですからね。
というか特に用事もないのに女子に話し
掛ける事ってなくないですか?」

「まぁそれはそうだけど…貴方らしいね」

「?…よく分からないですけど…」


なぜか苦笑している彼女に疑問の表情を
浮かべ視線を投げると
柔らかく微笑み視線を合わせてくれた。


「赤葦のそういうところが好きよ」

「…っ///!?」


急に爆弾発言をしてくる名前さんに
動揺を隠せず慌てて顔を背けるも自分でも
顔が紅くなっているのが分かる。


「…突然そういうこと言うの止めて
もらっていいですか?…心臓に悪い…」

「だって聞いてきたのは貴方たちでしょ?」

「正確には木葉さんですけどね…
俺練習に戻ります」

「ん。自主練頑張って」


恥ずかしさを隠すように立ち上がり
体育館へ戻ろうとしたがもう一度彼女を
振り返ると首を傾げこちらを眺めている。


「名前さん…ありがとうございました」

「どういたしまして」


お礼の言葉を伝えると少し驚いた表情を
見せた後また優しく微笑んでくれて
俺も釣られて笑みを浮かべていた。


名前さんへの気持ちに変化が起きてから
彼女のことをもっと知りたくなり
以前より話す機会も増えバレーのこと
以外の話題も出るようになったのだが
他に気掛かりなことも出てきた。

ウチのマネージャーたちは校内でも美人
揃いで有名なのは俺でも知っているが
中でも名前さんは人気らしく

先輩達からの情報によると同級生だけでは
なく下級生からも告白されているようで
それを聞いた時内心焦っている自分がいた。

だからと言って名前さんにどう切り
出していいのか悩む日々を過ごしていた
ある日の練習終わりのこと。


聞きたいことがあった為給水場へ向かった
という名前さんを探していると
誰かとの会話が聞こえその声が木兎さん
だと分かったので足を進めた時だった。


「名前のこと好きだ。
俺と付き合ってくれ」


告白の言葉と同時に視界に入ってきたのは
木兎さんが名前さんを抱きしめて
いる光景で思わず瞬間的に隠れてしまう。


「もう木兎。何のじょうだん…」

「冗談でこんなこと言わねぇよ!一年の
時からずっと好きだったんだからな!?」


木兎さんから今まで聞いたことがない程の
緊張した必死な声に俺の中で不安が過ぎり
名前さんの答えを聞きたくて
神妙な面持ちで耳を澄ませた。


「…木兎のことは私も好きだよ?
だけどそれは仲間としての好きで
…恋愛感情ではないの」


名前さんの言葉を聞いた瞬間安堵した。

無意識に全身に力を入れていたようで
大きく息を吐き力を抜くと再び2人の話し
に意識を集中したのだが思いがけない
方向へと向かい今度は固まってしまう。


「赤葦か?」

「…気づいてたの?」

「そりゃあ好きなヤツのことずっと見てた
らな。俺たちといる時の顔と赤葦といる時
の顔が全然違うし…女の顔してるぞお前」

「…うそ?」


まず俺の名前が出てきたことに驚いたが
あの木兎さんが名前さんは俺が好き
なのを気づいていた事に更に驚きを覚えた。


「お前ら付き合えばいいじゃん。
そしたら俺も諦めがつくのにさぁ〜」

「…そう簡単に言ってくれるけどね。
赤葦はモテるから私じゃ釣り合わないし
もし付き合ったとしてそれが原因で彼の
プレーが悪くなったなんて考えたら…」

「お前って変なとこ気にするよな?
赤葦なんかは逆にやる気が出る方だと思うし
それに悔しいけどお前らはお似合いだよ。
名前は美人なんだから自信持てって!」

「…木兎に言われてもなぁ〜」

「それ酷くねぇ!?」


いつもの2人の様子に戻ったようで
笑い声も聞こえている。

俺にはいつも笑顔で接してくれて俺のこと
ばかり気にしてくれていたから
名前さんが俺のことで不安を感じていた
ことに気づけなかったことが情けない。

これ以上彼女を不安にさせたくない思いと
誰かに取られたくないという思いからようやく自分の中で決心し行動に移すことにした。




名前さんはいつも全員の自主練が
終わるまで帰らず手伝いをしてくれていて
今日も同じく最後まで残って俺たちの
練習に付き合ってくれていた。

大抵最後になるのは俺と木兎さんで
体育館の鍵を閉めると部室に戻り
手早く着替えを済ませる。


「木兎さん。用事あるんで先に帰ります。
鍵お願いしてもいいですか?」

「おお!珍しいな。あかーしが用事なんて」

「ちょっとけじめをつけて来るんで」

「…なるほどな。頑張れよ!」

「?…木兎さん…いえ。お疲れでした」


木兎さんの表情を見てひと言言おうと
思ったが今はそれどころではないので
取り敢えず保留にして部室を後にした。

マネの更衣室から少し離れた場所で
目的の人が来るのを待っていると
遠くから足音が聞こえ顔を向ける。


「…赤葦?」

「名前さんお疲れ様です」

「どうしたの?何かあった?」


俺の姿に驚きながらも笑顔で近づいてくる
彼女に意を決したように口を開いた。


「聞いてもらいたいことがあります」

「…もしかしなくても
木兎がまた何かやらかした?」

「あなたが好きです」

「……………えっ?」


俺の言葉に驚愕している彼女へ
もう一度告げる。


「名前さんのことが好きです。
俺と付き合って下さい」

「…えっ?待って?…なんで……」


俺から突然告げられた言葉にただ動揺
している彼女にまっすぐ視線を合わせ
俺の気持ちを全て伝えたくて言葉を続けた。


「去年あなたから好きだと言われてずっと
考えていたんです。だけど俺があなたに
甘えてちゃんと言葉にしないまま今まで
きてしまって申し訳なく思ってます…」

「だってあの時は私が一方的に言っただけ
で赤葦が気にするようなことはないよ!?」


俺の言葉にまだ真実味がないのか気を
遣ってくれている彼女に早く自分を
受け入れてもらいたくて確信をつく。


「…練習後木兎さんとの会話聞いてました」

「練習後って…っ///!?!?
…どのあたりから…?」

「木兎さんがあなたに気持ちを
伝えてたとこからですかね」

「それ最初からじゃないっ///!!!」


顔を手で押さえ俯きながら溜め息を吐いて
いる彼女の顔が紅くなりあれが俺に対する
本心を伝えてくれたのだと再確認できた。


「俺が疲れてる時や悩んでいる時は
声を掛けてくれて話を聞いてもらって。
それに俺がどれだけ救われてるか…
俺はいつも名前さんに支えてもらって
頼ってばかりいたからあなたの本当の
気持ちに気づいてあげられなくて」

「赤葦…」

「俺はまだまだ弱いからこれからも名前さんに支えてもらいたし頼りたい。
だけどこれからは俺もあなたを支えたいし
頼られたいです。俺では頼りないかもしれ
ませんけど少しでも頼ってもらえるように
努力もします。だがら…」

「っ…!」


一旦言葉を切ると同時に彼女を自分の
腕の中に閉じ込めしっかり抱きしめると
思いを込めて言葉に乗せた。


「付き合ってください…お願いします」

「っ〜〜…///」


言葉を終え俺はかなり緊張しているのか
やけに鼓動が煩く鳴り響いていて
おそらく彼女にも伝わっているだろう。

不安を感じながら返事を待っていると彼女の
身体から力が抜け俺に体重を預けてきた。


「…もう…どれだけカッコいいの…
赤葦はいつも頑張りすぎるぐらい頑張ってる
のに私の事まで考えてたらパンクするよ?」

「するわけないでしょう?
むしろずっと考えていたいぐらいです」

「っ…///…そういうことをサラッと
言わないで。…心臓に悪い…」

「今までのお返しですよ」


少しずつ会話が続いてくると名前さんが
ゆっくり顔を上げ俺と視線を合わせ
口を開いた。


「あなたのまっすぐにバレーと向き合う
姿にずっと惹かれてた…
私を選んでくれてありがとう。
こちらこそよろしくお願いします」


今まで見た中でも一番綺麗な笑顔で返事を
もらいその嬉しいさからもう一度腕に力を
込めて彼女を抱きしめた。




翌日。



「なぁあかーし昨日どうだったんだよ!?」


朝練前に木兎さんが興奮気味に詰め寄って
来て面倒くさいと思いながらも多少は木兎
さんのおかげでもあるので素直に答えた。


「無事に付き合うことになりました」

「ホントか!?良かったな!!
…ん〜でも何か少し複雑な気も…」


木兎さんが名前さんを好きなのは
もともと知っていたしだからこそ今まで
自分の気持ちを隠していた部分もあった。

昨日2人の会話を聞けたことがいいきっかけ
となったのだがそれに関しては木兎さんに
言わなければいけないことがある。


「木兎さん。俺があそこに隠れてたの
知ってたでしょう?」

「ん?何のことだ?」

「…いえ…いいです。
ありがとうございました」

「かわいい後輩の為だしな」


いつもは迷惑ばかり掛けてくる木兎さん
だがたまに見せるこうした仲間思いなところ
が彼の魅力であり尊敬できる部分である。


「あと。言っときますけど名前さんに
抱きつくのこれからは禁止ですからね。
もう俺のなんで」

「えっ!?いいじゃねぇかそれぐらい!!」

「いいわけないでしょう?
やったらタダじゃおかないですから」


名前さんを好きになって
気づいたことがあり
それは俺がかなり嫉妬深いということ。

周りの目を気にしていると彼女に視線が
集まることも多くそれだけ注目されていた
ようで木兎さんに限ってはボディタッチが
かなり多かった為こればかりはさすがに
許せないので今回釘を刺させてもらった。


「京治。木兎に何か言ったでしょ?
完全にしょぼくれモード入っちゃってる
から暫くは使いものにならないからね」

「…名前言い方…もう少ししたら
機嫌とってくるから安心して」


お互いに名前で呼び合うことにして
名前からの要望もあり敬語は止めた。

昨日とは違い気持ちの面が充実しており
今まで以上にバレーに対して真剣に
取り組め頑張れる自信がある。

まだ頼りない俺だけとこれからは
少しでも頼られる存在になれるよう
努力していきたい。



end







あとがき


メイさま。いつもこのサイトに足を運んで
くださりありがとうございます!
コメントやリクをいただき嬉しい限りです。

今回リクエストいただきました一途に片想い
という部分で主人公→赤葦と捉えたのですが
大丈夫でしたでしょうか?

しかも構想時点で赤葦視点でないと
書き始められなかったので赤葦視点に
なってしまい申し訳ありません(汗)
書き終えてからは主人公視点も出来そう
なのでリクエストありましたら逆バージョンも書かせてもらいます(笑)

少しでもご希望に添えられていれば
幸いです。この度リクエストいただき
ありがとうございました☆



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