Scandalous!
■
部屋から出て、校舎に向かう。途中、目が合った人は逃げたり顔を赤くしたりといつも通り。
校舎に入り、三階の廊下を歩いていると下から歓声が聞こえる。
「帝王、おはようございます!」
僕は、弾かれたように窓から身を乗り出し下を見る。
下には、薫ちゃんと帝王がいた。………やっぱ、お似合いだな…
「隊長、どうしたんですか?」
「……帝王見てた」
「あ、本当だ……今日もカッコイイですね」
「う、うん!」
帝王がカッコイイって言われると、まるで自分のことのように嬉しい。
僕、全然かっこよく無いけどね……
「あ、隊長!チャイム鳴りますよ!」
「ほんとだ!」
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