Scandalous!
■
「とにかく、もう食べましょう!隊長、いつものでいいですよね?」
「あ、うん!」
亮くんは、にっこり笑って僕の分を頼んでくれた。
「ごちそうさまでした」
朝ごはんも食べ終わり、一旦部屋に戻ろうと立ち上がる。
「隊長、帝王のお見送りはしないんですか?」
「……うん、僕、これ以上嫌われたくないから……」
「そんなっ」
「鞄、部屋に置きっぱなしだから!」
亮くんが何か言おうとしてたけど、気付かないフリして自分の部屋に向かった。
「ふぅ……」
部屋まで、本当に遠い……汗かくし、息切れるし……もう少し、近くにしてくれてもいいのに。
辺りを見渡すと、何故か人が倒れていた。しかも、僕が通ったあとに。よくあることだから泣かないもんっ
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