Scandalous!




「付いてくんな」

「………ごめんなさぃ」



でも、帝王は可愛い子が好きって聞いてたし……僕、不細工だから帝王に顔見せられない……



「薫ちゃん、僕下で食べるね」

「あ、ちょ!隊長!」

「花田、来いよ」





だから、最近の夜の相手は薫ちゃんが多い。噂では、薫ちゃんが本命、って聞いた。





「隊長、大丈夫ですか?」

「亮くん…」

「隊長も、なんでいつも言われっぱなしなんですか!?」

「そうですよ!帝王も隊長の顔見たら言葉失うって!」

「…………」




言葉を失うぐらい、僕って不細工なんだ……



「た、隊長?」

「ちょ、隊長泣いちゃったじゃん!誰!?隊長泣かしたの!」

「ち、ちがっ」



皆、何か怖いよ!?



「隊長、もう泣かないでいいですよ!」

「え?……っ、泣いてないもん!」



叫ぶと、食堂中が静まる。



「隊長…………っ」

「もう、ヤバイっす」



何がヤバイの!?僕、叫んじゃったから……うるさかったのかな?





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